舞台「エレファント・マン」

ハートマーク付けるような舞台じゃないんだけどな……という、舞台。エレファント・マン観てきました。残り1週間とちょっと、無事に千穐楽を迎えられますように。たぶん、去年までだったら「気合で何とか」みたいなところが何とも出来なくなって、もう折り返しも過ぎてるけれど、WEBで小瀧くん本人が言ってたみたいに「毎回がラスト」という感覚。故に私も、当日、劇場に着くまで「観られないかもしれない」可能性はずっと考えていて、劇場着いてやっと「観られる!」って思った。

1回しか観ないので、いろいろと予習はしている。
映画も観た。映画と戯曲じゃ結構異なるって、確かに「こんなシーン観られるのか……」と思ったシーンは結構無かったな……。

悲劇喜劇 2020年 11月号

悲劇喜劇 2020年 11月号

  • 発売日: 2020/10/07
  • メディア: 雑誌
 

 そこまで読み込めて無かったけれど、戯曲の台本も読んでいる。確かに映画と戯曲と切り口が全然違う。

パンフレットは通販したの、輸送中なので未だ読めてません。会場で買うべきだったのか、とも思ったけれどポストカードは絶対に欲しかったので待ちます。

ストーリーに関する感想は、感想を述べること自体が踏み絵みたいだな、と思ったり。「規律」って難しいね。誰が誰に対する規律だろうね、というのがテーマなのかな。ルッキズムとか差別とかも思ったけれど。そして序盤は「規律」って言ってたのに後半は「規範」って言っているのが気になってしまった。

特殊メイク無しで、エレファント・マンをどう表現するのか、だけれど、ちゃんとジョン・メリックがそこにいて。姿勢も、発声も。そしてずっとメリックだったから、第十八場、トリーブズ先生の夢の中のシーン、会場全体の空気が変わるのを感じた。間違いなく「覚醒」だと思う。

そしてケンダル夫人がめちゃめちゃチャーミングだった。たぶん、ジョン・メリックに対して最初から最後までフラットに接してたのは夫人だし、一番、メリックと対比出来る人だと思う。「美人」というフィルターに掛けられる人。対比もされるけれど「見た目で判断される人」という意味ではメリックと同じなので、だからこそお互いに惹かれ合うのか……。

座長の小瀧くん。「ターニングポイント」って言ってたけれど、確かにそう。「みつかってる!」という感覚。前作の舞台は、当時まだファンじゃなかったので観てないんだけれど。今回に関しては「保護者目線で見守る」というよりは「凄いでしょ、観て観て!」みたいな感じ。メリックの歩き方、本当に大変そうなのでケアはちゃんとしてね……。また舞台のお仕事来ないかな、いやこれすぐ来るやつじゃん……と思ったり。今度はちゃんとチケット取れそうな会場にしてください。世田谷パブリックシアター良いところだったけれど。

最後に、配信するので観てください! 4000円で見逃し配信も有ります。

舞台「エレファント・マン THE ELEPHANT MAN」配信詳細が決定いたしました|お知らせ|Johnny's net オンライン

1回しか観ないって足りないかな、もっと観たいな……と思ったので配信は凄い嬉しい。