だから私はメイクする

 

だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査

だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査

 

 読みました。めっちゃ面白かった……。コスメ沼ってあんまり他人に言えないじゃないですか。そして、いわゆる「美容垢」のひとも、それぞれだから一概に一括りにはできないし。

私がメイクを始めたのは高校生のころ、母に「そろそろ化粧を覚えたら」と言われたのが始めだったんだけれど。そして「化粧を覚えろ」という割に「学校にはするな」という矛盾ぎりぎりのことを言うひとだった。高校の卒業式の日の夜にピアスを開けてくれたのも母だった。そのころ聴いてたaikoの【桜の時】という曲の歌詞の「まぶたの上にきれいな青 薄い唇に紅をひく」というフレーズに影響されて、ブルーのアイシャドウを買った記憶がある。かわいいとか、似合う、とかより、そういったことに影響されるタイプだったし、使いもしないのに色ペンで、しかも似たような色のペンで筆箱をぱんぱんにするタイプだったので「色とりどりのラインナップから好きな色を選んで買う」という行為に夢中になるのは時間の問題だった。

気が付いたら、創刊されたばかりのMAQUIAに夢中になっていた。調べたら2004年9月創刊だった。ファッション誌だと数ページしか載っていない化粧品の記事が全編に渡って繰り広げられているのが感動だったし、ファッション誌だとTPOだとかモテとかが前面に押し出されるけれど、MAQUIAは、そういった要素も含みつつも「メイクは楽しい」ということを教えてくれた。CHANELやDiorも、バッグとかドレスは手が届かない値段だけれど、コスメなら買えそう……と思える価格設定だということを知った。

初めて生まれて初めてコスメカウンターに行った商品も覚えている。AYURAのアイシャドウだった。MAQUIAで観て「かわいい!」と思って、発売日にカウンターに行った記憶がある。つまり、最初からそういう買い方をしていた。

雑誌で観て、新商品や限定が出る、と知ると予約して買うし、好きなブランドの新作はチェックするし、現場が有ると新しいコスメが欲しくなるし、良いことが有ったら嬉しくて何か買うし、嫌なことが有ってストレス発散に買う。Twitterでバズっても買う。とにかく、何かにつけて化粧品を買う。暇つぶしはドラックストアでコスメを観るか本屋でファッション誌のメイク記事を読む。新しい化粧品を手にすると、ちょっと強くなった気がするし、綺麗になった気もする。一番、自分で様子がおかしいな、と思ったのは、Youtubeで映り込んだジャニーズJr.の私物を特定して買ったことかもしれない。


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そんな感じで、化粧品を買うのが好きなので、「何のためにメイクするのか」と改めて訊かれると困るのである。ただ、せっかく買ったから、きちんと使いこなしたいし、成果のある見た目にならなければ、と思って、試行錯誤はしている。新しいコスメとか限定とかだと強くなった気がするし、「これどうやって使いこなすの」みたいな色を普段使いに落とし込めると天才!と思ったりする。

パーソナルカラー診断も受けた。これは賛否両論だと思うけれど、雑誌とかネットの記事とかでセルフで診断して、うんうん唸っているタイプのひとはプロに観てもらうべきだし、誰が何と言おうと自分の好きにしたいというのなら受けない方が良いと思う。私は自己診断だとブルべ冬だったのだけれど、結果はブルべ夏で、「好きだけど似合わないと思っていた」ラベンダーとかは大正解だったので、受けて良かったと思っている。

あと、ジャニヲタなので、「メンバーカラー」に弱い。おかげで、ピンクのアイシャドウばかり増えてるし、かわいいネーミングだと更にテンションが上がる。

 

pinkperfectstar.hatenablog.com

メンバーカラーのコスメ、最強に自担っぽい!って思うのは、上の記事にも載せたCHICCAのメスメリックグロスオンのピンクエレファントです。めちゃめちゃかわいい。